令和5年度がスタートしました。今年度島建には二人の新入社員が入社してくれました。二人共はっきりとした自己アピールができるとても頼もしい若者です。明るい未来を感じています。
二人の新入社員を迎え4月3日(月)に入社式を行いました。入社式では私が、プロとなった二人に対し、以下の教訓を伝える挨拶をさせていただきました。
① プロとアマの違いは圧倒的な「事前準備」の差
② 「痒いところに手が届く」サービスの提供
ここでは②の内容について詳述させていただきます。
手前味噌ではありますが、島建は令和4年度島根県発注の業務・工事において20件の優良評定点(80点以上)をいただきました。弊社社員が作成した成果物が、お客様に満足していただいている指標だと思っています。同業他社の社長さんからはよく、「どうしたらそんなに良い点がポンポン取れるの?」と聞かれます。それに対し私は「社員の頑張りが認められ、好循環が生まれているんですかねえ」と嬉しさを噛み殺しながら答えます。この時の優越感、社員の皆には本当に感謝です。
評価点に対する同業他社の考え方は以下の通り様々です。でも何故こんなに取れるのか・・・。これを機会にその理由を真剣に考えてみました。

島建では島建スピリッツとして、
1. 自分の目で現場を見、自分の足で現場を歩き、責任とプライドを兼ね備えた「技術力」と「真心」を持って成果を作成してください
2. 仲間に関心をもつことが「和」の基本です
3. 失敗を共有し、共に乗り越えた先にこそ成長があります
以上の三つを基本精神とし仕事に取り組んでもらっています。これにより現場重視の精神、伝統や個人の努力による高い技術力、そして抜群なチームワークが築けているのかなと思っています(社長の思い込み?)。でもこれらは良い点を取るための手段に過ぎません。重要なのは「評価していただくのはお客様(発注者)である」ということです。お客様に如何に満足していただけるか、それがポイントです。
そこで私が思いついたキーワードが「痒いところに手が届く」です。これは、隅々の細かい所まで神経が行き届き、配慮に手抜かりがない事の例えです。
背中が痒いけど自分では手の届かない人に対し、「どうしてほしい?」というその人の複雑な気持ちを理解し、タイムリーかつ的確な強さで背中を掻いてあげる。これはAIには難しいことだと思います。島建はこれが出来る集団ではないかという結論に至りました。

当然ながらサービスの提供にも更なる向上が必要です。
そのために何が必用か。島建社員が安全第一で益々成長していけるような職場の環境整備にこれからも取り組んでいく所存です。