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『届け熱い想い!』社長の手記
Vol.21 2023年 夏 -若い力の活かし方- 2023年7月
2023/08/03

 島建では今年、「若手社員の教育訓練プログラム2023」と題する企画を立ち上げ、これまでに三瓶登山、SDGsをテーマとしたエコ調理実習と勉強会、「健康宣言事業所の証」授与や「しまねまめなカンパニー」の認定取得、社内運動会等の活動が実施されています。これらの活動は、36歳以下18名の若手社員が3チームに分かれ、社員や会社にプラスとなる企画として立案・実行した成果です。若手社員の更なる飛躍に期待を込め社長が提案した「若手社員の中から年間MVPを決定する」というありふれたニンジンぶら下げ作戦に対し、Y部長がプラスアルファとして提案してくれた企画を採用したものです。

この企画に対し当初私は、「中途半端な企画で終わってしまうだろう」と思っていました。ところがどっこい蓋を開けてみると、対象となる若手社員達はこれまで見たことのない目の輝き(失礼)を見せ、チーム一丸となって社員が楽しめる様々な催しや、会社にとってプラスとなる認証取得等に取り組んでくれました。企画段階における各グループの打合せは熱心過ぎて、通常業務の進行に影響が出たため、3月繁忙期における打合せ禁止令を出した程です。

この企画に取り組む若手社員達を見て私は、高い潜在能力と可能性を感じています。これを如何に会社の繁栄に繋げていくかは私の課題です。日頃少し頼りなく感じる(私見)若手社員に対し私は今、「日々我武者羅に頑張るベテラン社員を冷静に観察し、自らの能力を温存しながら結果としてベテラン社員達を上手に動かしている」という風にも見えてきました。ある日突然ベテラン社員達が島建からいなくなっても、何とかしてもらえる?という期待も膨らんでいます。もちろんベテラン社員達には「島建は俺が支えている」という維持とプライドがあります。

先日、約10年務めていただいたKさんが島建を退職されました。この方は島建が大好きでしたが、健康上の理由によりやむなく退職を決断されました。かく言う私も島建が大好きで、出来れば死ぬまで働きたいと思っています。そのためには死ぬまで若手社員に頼ってもらえる存在であり続けなければなりません。

ベテラン社員と若手社員、この二つが絶妙なバランスを保ち凸凹を埋め合いながら歯車のように回転し成長していく組織。これが理想ならば、『若手社員に頑張れという前にお前が頑張れ!』という結論にたどり着いています。