今回のW杯でも見応えのある試合がいくつかありました。日本がグループステージで優勝経験のあるドイツ、スペインに勝利し、サウジアラビアがアルゼンチンに大金星を挙げました。そしてモロッコ代表が優勝候補を次々に破りアフリカ勢初のベスト4進出。やはり、見る者を魅了し盛り上げるためにはジャイアントキリングが必要不可欠になってきます。しかしここで重要なのは、その後ではないでしょうか。サウジアラビアは、前述の通りアルゼンチンに勝ちはしましたが、グループステージ敗退。日本は、優勝経験2ヶ国を擁したグループE で首位通過を果たしたものの、続くベスト16で前回大会準優勝のクロアチアを相手に善戦しましたが惜しくも敗れ、快進撃とまではいかなかったことに残念でなりません。
それでは、本題に入ります。
日本対クロアチアの一戦では、世界最高峰の中盤を擁すクロアチア相手に押し込まれはするものの戦前の予想を覆すほどボールを持ち時折、敵陣深くまで攻め込むシーンも何度かありました。そして前半の良い時間帯に先制点を奪います。1点リードしたまま前半を終え、後半に入りましたが、五分五分の戦況は変わらず退屈な時間帯が続きます。一点を奪われても焦った様子もなく短いパスをつなぎ日本の出方を伺ったり、時には縦にロングボールを蹴り込むなど長短柔軟にパスを繰り出す姿には前回大会準優勝という実績から余裕すら感じました。その後、クロアチアのスーパークロスを起点に同点に追いつかれました。そこから日本は攻めるしかなくなり攻勢に出ますが、クロアチアもタフに走り続けるチームなためチャンスらしいチャンスが生まれません。延長前後半でも決着がつかず、今大会初のPK戦に突入し、3人が失敗し力尽きました。日本の挑戦はまたしてもベスト16で終わりました。
アルゼンチンの優勝で幕を閉じたカタールW杯。レオ・メッシは今回がおそらくW杯ラストダンスでありました。有終の美を飾らせるためにアルゼンチンの選手たちがエゴを捨て、メッシのために働いていた姿には大会を通じて強さを感じました。
4年後は出場国が増え欧州、南米からもたくさん出場するため、これまで以上に厳しい大会が予想されます。しかし、日本代表も史上最高クラスのスカッドを組める可能性があります。どういう戦い方を展開するのか非常に楽しみなので注目して追っていきたいと思います。私個人の意見としては、試合を支配し続け欧州、南米の強国をねじ伏せるサッカーをする日本代表が見たいです。
これまで長々とした文章を読んでいただきありがとうございました。
キャンプに誘ってくれた飯塚さんお願いしま~す‼