『届け熱い想い!』社長の手記

Vol.2 2018年 秋 -モーレツへの対応- 2018年10月
2018/10/01

「モーレツ社員」や「もーれつア太郎」、一世を風靡した小川ローザの「oh!モーレツ」というコマーシャル、高度成長期によく耳にした「猛烈」と表現がピッタリだった今年の夏も、ちょっと前の事のように思える季節となりました。今年の夏の日本列島は猛暑に始まり、広島・岡山などの瀬戸内沿岸を襲った豪雨災害、台風の直撃を受けた大阪、そして北海道の地震と、正に『自然との闘いの夏』でした。

ある日、27歳になる私の娘が豪雨災害を伝えるテレビニュースを見ながら、「お父さん、近頃のゲリラ豪雨は気象兵器によるものらしいね」と真顔で話しかけてきました。気象兵器とは、人間に被害を与える気象現象を軍事目的で人為的に発生させるものです。昨今の異常気象は、誰かの意図的な操作によるものという都市伝説が、若者の間で話題になっているようです。全くのデタラメな話ではない様な気がします。

島根県では昭和の後半から平成初期にかけて豪雨災害が頻発し、多くの方がその犠牲となっています。しかしその後15年程度の間、大きな災害は発生していません。これは、その後の公共事業等による河川改修や施設整備が一定の効果を発揮したためと考えられます。しばらく影を潜めていた豪雨災害ですが平成18年以降にはパワーアップし、「ゲリラ豪雨」というリングネームで再び暴れ始めました。災害との戦いは、人を虫食む病魔と医療技術との戦いに似て、時代と共に益々エスカレートしています。気象兵器が有効利用され天気をコントロールできる時代になっても、それを上回る第二第三の刺客が登場してくるでしょう。

弊社には「災害隊長」と呼ばれる頼もしいリーダーがいます。昭和58年7月豪雨災害等の昭和の災害復旧を経験し、57歳となった今も自らリーダーとして災害現場で陣頭指揮を執り、そのノウハウを若手技術者に伝承しています。というより「俺が何とかしてやる」という気概がすごく、皆を動かす(奮い立たせる)原動力となっています。そこには、「無理無駄を省き、余計な事はしない」スタイルの社会人では、成し遂げられない(助けることができない)ものがあります。猛烈な勢いで戦いを挑んでくる自然災害に対しては、本気で立ち向かう姿勢と、今では希少となった気概のあるモーレツな男たちの存在が必要ではないでしょうか。

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